ギャラリー

化粧まわしについて

 

１８８９年（明治２２年）、乙亥相撲が地域の行事として定着し人気も高まる中、野村の町組の横山忠作の発起により、野村１１組と緒方本家によって計１２本の化粧まわしが作られました。
１８８８年（明治２１年）に市町村制が公布され、１８９０年（明治２３年）に実施されるにあたり、合併を前に各組がそれぞれの組の名誉をかけて作成にあたったのではないかと伝えられています。 １９５５年（昭和３０年）ごろまで、実際にこの化粧まわしを締めた力士が中入りの土俵入りを行っていました。
現存するのは１０本。まわしは各組の所有であり、各組で保管する旨が箱に記載されています。

 

現在：野村町観光協会管理・シルク博物館にて保管

　　　　　　　

〈米田誉三著・『乙亥相撲と化粧まわし』より〉

  • 櫻嶽（町組）
  • 箱（外）
  • 箱（内）周旋人横山忠作の記載
  • 唯一の花の名前。美しさと豪華さ表現か

櫻嶽（町組）

  • 石ヶ嶽（石久保組）
  • 箱（外）
  • 箱（内）
  • 石久保出身の四股名として受け継がれる

石ヶ嶽（石久保組）

  • 関の音(上野組)
  • 箱（外）
  • 箱（内）
  • 圃場水源「関」の音の中生活していたためか

関の音(上野組)

  • 中の嶽（中村組）
  • 箱（外）
  • 箱（内）寄付者の名前と金額記載あり
  • 深山連山の中央「吉森山」を連想したか

中の嶽（中村組）


  • 山ヶ嶽（山本組）
  • 箱（外）
  • 箱（内）
  • 組名から山の中の王と表現か

山ヶ嶽（山本組）

  • 荒尾浪（荒瀬組）
  • 箱（外）
  • 箱（内）
  • 宇和川の川波と組名から

荒尾浪（荒瀬組）

  • 中の松（中屋敷組）
  • 箱（外）
  • 箱（内）平成17年に箱を新調している
  • 縁起のよい松と組名から

中の松（中屋敷組）

  • 岡の松（岡組）
  • 箱（外）
  • 箱（内）
  • 縁起の良い松と組名から

岡の松（岡組）


  • 木面山（木落組）
  • 箱（外）
  • 箱（内）
  • 組名と江戸後期横綱「鬼面山谷五郎」からか

木面山（木落組）

  • 氏見川（氏宮組）
  • 箱（外）
  • 箱（内）寄付者の名前と金額記載あり
  • 組名と地域の川の名前から

氏見川（氏宮組）


～１９８９年（昭和時代）

様々なイベントが合同開催された（写真は阿波踊り）



１９８９年（平成元年）～２００４年（平成１６年）ごろ

開催を知らせる幟が立ち並ぶ
（１９９１年）

若乃花と玉春日関の歓迎式典
（１９９４年）

暗くなるまで賑わう会場
（１９９５年）


土俵入り


弓取式

大勢の観客が詰めかける


千秋楽打ち上げ


呼び出し

会場では有志により
ちゃんこ鍋が販売される

お宿まわりの目印となる提灯


２００５年（平成１７年）ごろ～

街中は出店で賑わう

開催前に行われる土俵祭り